漢方とは

漢方薬とは

漢方治療では病気やバランスの崩れている臓器だけをみるのではなく、身体全体・心身全ての状態をみて根本的な原因を治していきます。

検査では異常が見られなくても体調が思わしくない、良くなってもまた繰り返してしまう症状などは生体バランスを考えた漢方薬をお勧めします。

同じような症状でも原因は人それぞれ違います。長年の生活習慣・ストレスなどにより体内に余計なもの(病邪)がたまっていたり、五臓が本来の働きをしていないため体内に気・血・津液などの不足の状態が起こっていることが原因だったりします。原因が異なれば、治療方法も変わってきます。
漢方薬は様々な原因に対応できる、オーダーメイドなお薬です。

しかし、漢方薬は万能の薬ではありません。間違った使い方をすると副作用が起こります。

漢方薬は一般的に空腹時に服用するのが効果的ですが、胃腸が弱い方には胃もたれ、吐き気、下痢などの胃腸障害が起こる事があります。食後に服用すればそれを避ける事ができます。それでも体質に合わなければ内容を見直す必要があります。

漢方薬の多くには「甘草」が含まれています。これを大量・長期に服用すると「低カリウム血症」という、血圧上昇、全身倦怠感、浮腫みなどが起こる事があります。通常1日2g以下では副作用が生じる事はありませんが、数種類を飲み合わせると量が増えてしまい、副作用が起こりやすくなります。

漢方薬は西洋薬と同じように体質に合わないとアレルギー、湿疹、肝機能障害などが起こる事があります。例えば配合生薬に「桂皮・桂枝」があります。これはシナモン・ニッキになります。これらにアレルギーがある方は服用を避けましょう。また、インターフェロン治療中の方は漢方薬を併用すると間質性肺炎が起こりやすくなります。このようなお薬を使用中の方は必ずお知らせください。

私たちは漢方薬で安心、安全に、心身共に笑顔になって頂けるお手伝いをさせていただきます。

【好転反応(めんげん)】
漢方薬を服用して、だるさ、頭痛、発熱、症状がひどくなったりする事があります。一見、副作用のようですが、治療の過程で起こる「一過性の悪化」の場合もあります。治る頃には症状も良くなっています。この鑑別は難しいので自己判断せず、気になる事があればいつでもご連絡ください。